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女性と内股 ~ 膝の痛みからお尻と脚の引き締めまで その1

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 こんにちは、名古屋のパーソナルトレーナーの田島雅彦です。
今回は女性の内股についてのお話です。
 
 

・女性の内股
女性で立ち姿勢からつま先が内側を向いているなど内股の方や、運動時に内股傾向の出る方というのは非常に多いですね。

見かけだけの問題ではないので自覚のない方も多いですが、運動をしていると動きの中で何らかの内股的な傾向の出る方がもうほとんどです。
 
 

実はコレ、女性だけの問題ではないのですが(男性でも結構いる)、特に女性は骨盤の形など骨格的な問題や社会的な慣習(スカート着用とか)から自然と内股になってしまいやすいのです。

ただ自然にしていると内股になりやすいのだからまあそれは当然だし仕方ない、とほっておくと色々問題を引き起こすことになってしまうことが多いです。運動される方は特にです。
 

 
・ニーイン
内股にもX脚・O脚などいろんなタイプがありますが、最も大きな問題はおよそすべてに共通して現れます。それが運動時のニーイン(knee in)といわれる、膝が内側に入ってしまう・内側に絞ってしまうような動きです。
※以前の記事でも少し触れています→「膝の屈伸運動 その2」

内股というとまずつま先を気にされる方が多いかもしれませんがつま先の向きだけの問題ではないんですね。

 


 
参考のレッグプレス、分かりづらいですが 左:真っすぐ 右:ニーイン です
 
スポーツクラブなどではレッグプレスやスクワットなどの膝を曲げたり伸ばしたりする運動をする時に、意識しないとニーインしてしまう女性がほとんどです。
そしてそういう方の多くはトレッドミルやエリプティカルトレーナーで歩いたり走っていてもニーインしていますし、自転車(エアロバイク)を漕いでいても実はニーインしてしまっています
 




画像はX脚の骨格図ですが、多くの方がこんな感じで走ったり自転車こいだりしてます


ランニングブームで外を走られている方も多いですが、走り方を見てみるとやっぱりニーインして膝の内側を擦り合わせていたり、地面を蹴った後ろ足が外を回って前に戻るなどして真っすぐ足を運べていない方が非常にたくさんいます。
  


そういう傾向があれば生活の中でもその傾向は端々に出ていることでしょう。何かをまたぐとき、階段を上るときなどにははっきりニーインしているでしょうし、歩く時から膝をこすり合わせてしまっている方などもいます。
 
 

・内股が起こす問題点
 

1・関節への負担
で、内股だと何が問題になるのかというと、まず膝関節や股関節に大きな負担を掛けてしまい、膝・腰等の痛みや変形の原因となります。
膝への負担が最も直接的な影響となるでしょう。膝は基本的に真っすぐにしか曲げ伸ばしできないので横や斜め方向からの力には非常に弱いです。
 


2・お尻の筋肉の働きが悪くなる
そしてお尻の筋肉がちゃんと使えなくなって行ってしまうのでお尻が垂れます
さらにお尻の筋肉が使えないと腿やふくらはぎの筋肉にばかり負担がかかるようになって脚やふくらはぎは却って太くなり、膝にはさらに負担がかかります。



3・姿勢が悪くなる
内股だと(骨盤が後傾し)腰が丸まってしまう場合も多く、そうなると腹圧が抜けてお腹もだらしなくぽっこりしやすくなります。
お尻の力がちゃんと使えないと立っている時や動いている時、骨盤をまっすぐ支えられないので体が傾きがちになります。お尻で支えられないので体のバランスが崩れて、その負担が膝や足首にかかってくるので、これもさらに関節へと悪影響を起こすことが多いです。
 

正常・異常という表現はちょっとアレですが

 
・今まで問題なかったという方でも・・・
ただ内股だから、内股になってしまうから誰でも悪い影響が即座に出るというわけではないのが難しく、また恐ろしいところです。
人間には自然治癒力があるので体に多少の負担がかかっていてもそれが自然に回復する程度の範囲であればあまり大きな影響は出ません。しかし関節にかかる負担が回復の範囲を超えた時には悪影響が顕在化してきます。

それがどういう時かというと新たに運動を始めたとき急に激しい運動を続けたときなど、今まで以上の負荷が関節にかかるようになった時、あるいは加齢などによって体力・筋力や回復力が低下した時などが多いでしょう。

また関節の軟骨などほとんど自然に回復・再生しない部分が損耗・変形し続けたことなど蓄積した負担によって急に現れることもあります。
 


ずっと内股だけど問題なかったという方でも何かの拍子に急に問題が発生する可能性があるのです。
なので出来れば早めに対策をしておいた方がいいということになります。
 


じゃあどうすればいいのかということで次回に続きます。
「女性と内股 ~ 膝の痛みからお尻と脚の引き締めまで その2」





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