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Training Tips for Boxers

唐突ですが自分が復帰する芽も薄くなってきたので、ボクシング向けのトレーニングなどに関する個人的な方法論を少しずつ書いていこうかと思います。
といっても真っ当なストレングス&コンディショニング(S&C)におけるトレーニングの方法論であれば、対象がボクサーだろうがダンサーだろうがどんな競技だろうが、スポーツ選手だろうが一般人だろうが、高齢者だろうが若者だろうが、基本的な部分にはそんな大きな差はないんですが。
誰が対象であれ基本的なトレーニング種目を、すぐには出来ないのであれば、ちゃんと出来るようにしてから行う。その過程にいくらかの差があるだけです。
競技特異的なトレーニング、つまりそのスポーツに特化したトレーニングなどというものは本来的にほとんどなく、基本ができた後に、行うべきメニューの配分の違いなど、ちょっとだけ味付けとして顔を出す程度のものです。
 
ボクシングにおいて特に気を付けなければいけないのはトレーニングによる体重増加の可能性くらいのものでしょう。重量負荷の調整は重要になるでしょうが、重りがあろうがなかろうがトレーニングフォームに違いはありません。
ちなみに世界チャンピオンの八重樫東選手はフライ級前後の階級(試合体重50kg前後、おそらく普段も60kg以下)の選手ですがデッドリフトは200kg挙げるらしいです(当然床から)。
 
 
とりあえずボクシングの世界というのは何かと遅れています。業界全体での蓄積というものが全くありません。せいぜいそれぞれのジムでのやり方があるくらいのものです。ボクシングの各種指導ライセンスもただジムが申請すれば通るだけのものなので指導者としての勉強だとか知識だとかの必要性は基本的に皆無です。(当然個人的にいろいろ勉強されている方はいらっしゃると思います。)
となればボクシング技術以外のフィジカル部分なんて尚更です。ボクシングといえば減量をイメージする方が多いくらいボクサーにとって減量は重要な要素ですが(パフォーマンスだけでなく健康面含め)、それすら個人任せでテキトーな感じで選手がそれぞれ勝手になんとか体重が落ちるようにやってるだけです。ボクサーのための減量方法みたいなものは業界としては全く存在していません、統括団体からはガイドラインすら提示されていないですね。(元ボクサー、あるいは現役ボクサーによるダイエット指導!みたいなものは何の妥当性もない可能性が高いです。そもそも目標体重を達成しても計量さえ終わればすぐ体重が増えてもいい短期減量と減らした後も維持したいダイエットでは違うプロセスが必要になります。)
 
ストレングス・筋力的なトレーニングに関しては「特別なトレーニングなんかいらない、腹筋腕立てやったらあとは走っとけ」くらいの感じの所も未だに結構多いのではないでしょうか。あとは色々やったほうがいいとは思うけどやり方を知らんとか。体幹さえ鍛えればいいとか。
例えジムに器具や重りが置いてあっても、アームカールやベンチプレスに励む程度では、それが本当に役立っているか極めて疑問なところでしょう。
ネットで調べて出てくるような情報では、本当にうんざりするくらい、明らかな誤りを含んだ、しょうもないものがほとんどです。
 
極めて限られたボクサーのみが、本当に力のあるS&Cコーチにトレーニング指導を受けている、というのが現状でしょう。(ボクシング以外でも変わらない気もしますが。)
 
 
という訳で、強くなりたい誰かにとって何らかの足しになればということで、一応ボクサー向けの説明を加えてトレーニングやらフィジカル面の調整やらについて書いていきたいと思います。

 
ボクサーにとってもトレーニングにおいてまずフォーカスすべき部分はケツ、つまり尻です。
 
 

ほとんど能書きだけで終わってしまいましたが、続きます。→ただし力は尻から出る ~ Training Tips for Boxers 2

 

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