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運動前のストレッチは怪我を予防しない その2とクールダウン

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こんにちは、名古屋のパーソナルトレーナーの田島雅彦です。


今日は前回(→運動前のストレッチは怪我を予防しない その1)の続きです。



まず静的ストレッチはいつ行うのといいのか。
基本的には運動後ということになります。

ですがここで一旦基本的な運動の流れを確認します



1・有酸素的ウォーミングアップ(ジョギング、エアロバイクなど)
  ↓                            >ウォーミングアップ
2・準備体操(動的ストレッチなどの体操を推奨)
  ↓
3・目的とする運動(競技練習とかトレーニングとか、あるいは試合)
  ↓
4・整理体操  >クールダウン                   
   

というのが基本的というか、十分な時間と余裕があれば
こんだけできたらいいなという流れです。


アップでも体操する前にまず体を温めましょう


特にどうもおろそかになりがちなのがクールダウンの部分ですが、
整理体操に静的ストレッチを持ってきてやりましょう


・ストレッチでゆったり筋肉を伸ばして緊張を取る
運動中激しく力を発揮した筋肉は、そのまま放っておくと緊張が残ったままになります。
緊張が残っている、つまり筋肉が縮もうとする力のかかり続けた状態では
血流が阻害されるので回復も遅れますし、それが持続すると柔軟性も失われ組織が硬くなっていってしまいます。
そこでその状態を出来る限り速やかにリセットする必要があるのです。


そうして筋肉の緊張を解きながら呼吸を整えていくと、激しい運動で交感神経優位の
状態から副交感神経優位な状態へ切り替わり、運動時の興奮状態から安静状態へ
体を誘導することができます。心身ともにリラックスさせることで回復を促進します。


そして運動後は筋肉が温まり、関節組織もほぐれ、最も筋肉が伸びやすくなっています。
恒常的な柔軟性を高めるには、ストレッチにおいて自分の普段の到達点より1mmでも
長く伸ばせるほうが効果的になります。

逆に体が温まっていない状態で筋肉を伸ばそうとしてもあまり伸びないし、
無理に伸ばそうとすれば却って体を痛めます。


これ反対向きにやってる人多いんですよね・・・

運動後は最も効果的かつ効率的に静的ストレッチを行えるタイミングということです。
運動後なら筋力やパフォーマンスの低下は関係ないですしね。


・クールダウンで身体のケアを
身体の柔軟性や関節可動域自体は、スポーツパフォーマンス向上の為にはやっぱり重要です。
またスポーツだけでなく、日常生活でも大切なことでしょう。

静的ストレッチは運動前に一時的に柔軟性を上げるために行うより、
運動後に、恒常的な柔軟性を獲得するために行うことが主体、ということになります。
そして運動後の消耗し興奮した身体をケアするという意味もあります。


練習やトレーニングが終わったら、疲れたからもういいや、ということで
なにもしないで帰りたくはなりますが、クールダウンも大事です。


運動後のクールダウン、行っていますか?
少し見直してみましょう。



ここまで読んでいただいてありがとうございました。


補足に続きます。→運動前のストレッチは怪我を予防しない その3